痛みは自分のものじゃない1=ヴィパッサナー瞑想とアクセス・コンシャスネス=
この痛みは誰のもの?
アクセスでは、痛みの99%は自分のものではないというんですが、
だって、めっちゃ痛いじゃん! これって私の痛みでしょ!
って、思いますよね。普通。
実のところ私も、頭では分かっているけどなんか納得しきっていない感じが残っていました。
だって、めっちゃ痛いんだもん!😝
それが、今回のエンティティのいたずらでどう変わったかをお話しましょう。長いけどチャンネルはそのままで!👍
例えばこんな考え方も
話は昔に遡って、実は私、15年くらい前までヴィパッサナー瞑想にどハマりしておりました。2年半くらいの間、年の半分くらいを瞑想センターで過ごし、瞑想三昧の暮らしをしていたんですね。それは「知りたいことがあったから」なのですが、その話はまたの機会にするとして、そんなわけで、すっかりヴィパッサナーが自分の暮らしのベースになっていたので、いろんな事象をヴィパッサナーに置き換えて理解する癖がついてたんですよ。なので最初に、ヴィパッサナーからみた「痛い」についてざっと話しちゃいます。
超ざっくりいうと、ヴィパッサナー瞑想は「感覚」と「感覚への反応」を観察することで自我からの解放を進めていく瞑想法です。「自我」というのは「私」という意識のことです。
やり方はシンプルで、静かな空間で意識を細やかにし、感覚が生まれた時にいつものパターンで反応せずに静かに観察を続けていくこと。それによって、無意識の思考や行動パターンが変化するんですね。
痛みへのアプローチもこれと同じで、意識が痛いという感覚に飲み込まれない状態で観察していくと、痛みの感覚がどんどん変化していき、そのうち消えてしまいます。逆に、痛いという感覚に反応すると、過去に経験した痛いをどんどん思い出し、未来に起こるかもしれない痛いの発展形をどんどん妄想し、自分の中にある今の痛み以上の何かを感じるようになります。
これは、肉体的感覚だけでなく精神的な感覚も同じで、忘れられない思いや心の痛み、好き嫌いなども、反応しないで観察していると同じように消えていきます。
そして、さらに感覚を細かく観察していくと全てが緩やかな波になり、自分とまわりの境界がなくなります。そして、何も無くなります。こうやって「全ての物質はこの波動のつながりでできていて、そもそも「私」という存在はない」ことを体験するんですね。
問題を起こしているのは「自分」という意識、つまり「自我」。なので、自我のない本来の状態になれば私の痛みはないのです。そしてこの状態は、気づきがあり、何事も判断しない状態の意識から生まれています。
古代インドの瞑想法(ヴィパッサナーの起源は、ブッダ没後にミャンマーに伝わった出家者向けの瞑想法とのこと)は今でいう小乗仏教なので、個人の悟りを目的としています。それは自我から自由になることで悟りへ近づくという考え方で、修行を続けることが必要とされているんですね。ヴィパッサナー瞑想も丸々10日間無言で過ごし、アイコンタクトもボディータッチも禁止。全くひとりきりの感覚の世界で過ごします。最初はきつかったりもしますが、慣れると超快適♬なので、興味のある人は試してみるといいかもしれないですね。
アクセス・コンシャスネスのお気楽さ
ところがですね、アクセス・コンシャスネス(以下アクセス)は、
修行いらない
楽しよう
楽しもう
同じやるなら今すぐに!
という、超お気楽主義。
おかし食べながら、ゲラゲラ笑いながら、好きなことをやりながら、楽に解放されたらいいじゃん! ってのが基本的なスタンスで、修行と比べるといろんなことが
マジですか!!!いいんですか、それで!!!!
って感じなんです。Oh , Yeah 👍
アクセスがアプローチするのは「エナジー」。
言葉やボディータッチを使って、自分や相手の思考や言動を生み出しているエナジーを変化させていきます。アクセスにはマントラ、たくさんの問いかけやクリアリングがありますが、それらを使う時に重要なのは、言葉のエナジーを感じること。思考を使って言葉の意味を理解することではなく、言葉が持つエナジーを感じ、そのエナジーになることで変化を生み出すんです。
それに役立つのが、
アウェアネス(気づき)
コンシャスネス(覚醒した意識)
ジャッジメント(判断)をしない
の3つ。
これはヴィパッサナーとも共通していますね。エナジーに境界はなく、「私」はないというのも同じです。
なんですが、私が大きく違うと思うのが、ヴィパッサナーが物質的感覚からアプローチを始めるのに対して、アクセスは常にエナジーからのアプローチをしているところなんですね。物質世界で物理的感覚よりも強くエナジーを感じるには、肉体的、物質的な境界意識を意識しないほうがやりやすいんです。そのためには、他者やまわりの環境と自分を区別したり、外からの影響を受けないようにするために無意識に作っているバリアをさげることが大事になります。
そして、これが結構、他のいろんなメソッドと違うところでもあります。初めて聞くと怖い感じがするのですが、一度その変化を感じてみるとなるほどと思うことがいろいろ起こります。
だから、まわりのエネルギーから痛みを感じないために作っていたバリアが逆に、痛みが消えていくのを邪魔していたなーんて、衝撃の事実!に出会ったりするんですよ。
ええ、ええ、、、そうなんです。今回はそれを思い知ったわけですね。
…「痛みは自分のものじゃない2」に続く